「お前……」 「お願いします」 そう言って、私は頭を下げた。 数秒の沈黙。 すると、土方さんの足音はどんどん遠ざかって行った。 かと思いきや、幹部の皆が集まってくる。 「何だよいきなり?」 「だよな……って、芳乃?」 口々に言っている、藤堂さんや原田さん。 そして、永倉さんや斎藤さん。 山崎の姿もあった。 土方さんは私の前に立つと、冷たく言い放った。 「無意味だと判断したら、即やめてもらう。いいな?」