闇ノ花





それから京の町を、右に曲がったり左に曲がったり。


数十分後、一軒のお店に辿り着いた。





「よし、ここでいいな」


「ありがとうございます」


「じゃあ選べ」





うーん……どれにしようかな。


様々な刀が目の前に広がり、迷ってしまう。





「お前、脇差し何に使うの?」


「護身用にです」





って、確か土方さんは言っていた気がする。


だけどどれにすればいいのか、分からなかった。