── ─── ──── *山崎side* 小松が布団にもぐり込んだ隙に、俺は着替えを済ませ、副長の部屋に行った。 「副長。山崎です」 「入れ」 カラッと障子を開くと、もう既に仕事をしている副長がいた。 昨日食べた物や酒は、片付いている。 「小松の件ですが」 「……あぁ。実戦をさせよう、という話だろう」 はい、と返事をすると、副長はこっちを振り返った。 「まだ早いんじゃねぇか?」