── ─── ──── 優しい手で頭を撫でられて、大丈夫だよって君が言ってくれる。 何だか安心する。 もしかして、私が泣いているから、心配してくれているの? どこにも失くさないように どこにも消えないように 誰にも奪われないように 君のぬくもりを、守っていた。 君のぬくもりに、寄り添っていた。 お願いだから、離れないで。 行かないで。 私の側にいて……。 だけど……君は、誰?