闇ノ花





「そうだ、お前」


「はい?」


「俺の小姓やめろ」





……。


え、何でだろう?





「この間特訓をしたそうだな。その時の様子を、山崎から聞いた。お前には監察の仕事に専念してもらう」


「……」


「分かったな?」





否定をさせない雰囲気。





「はい、分かりました」





そう頷くと、土方さんはまたお酒を飲む。