一度深く息を吐いて、空を見上げる 真っ青な空は、綺麗なはずなのに 心が動かない 遠くの方で、真っ白なウエディングドレスに身を包んだ新婦が見える 幸せそうに微笑んで 隣に寄り添う新郎に笑みを送っている 微笑ましいはずの、その光景も 幸せに満ちているだろう、その光景も 今の俺には、苦しいだけ あの日見た、天使の様な彼女の姿が甦る 手を取り合う2人が脳裏に浮かぶ 「プランナー失格だな」 自嘲気に笑った小さな声が 花びらと一緒に舞って 消えた―――