「離れてってば!」 「やだっつってんだろ」 近くなっていく秋山との距離に比例して、あたしの心臓もうるさい。 「俺だけしか考えらんねぇようにしてやるよ」 「!なに言って……っ」 もう、秋山の息がかかるぐらい近い。 「離れてよっ!秋山!」 本気で離れろ!バカ!!