「そっかぁ。気を付けとくねっ!」


 あの日、心の奥で思ったことは現実になりかけていた…。







「ねぇ、藍架?」

「ぅん?何〜?」

「最近、小坂くんたちと仲良いよねぇ?
 誰か好きなの?」

「え?」


 一瞬、あの人と春樹の顔がダブる。

 うぅん、ちがうよ…。


「好きじゃないし、仲良くないし…
 だってひっぱたかれたりしてんだんだよ?!
 仲良いわけないじゃん!!」

「そうだよね〜!!」

「もちろんっ!」


 3人で笑い合う。

 ほら、仲良いじゃん♪


「藍架〜ちょっと来て」

「春樹っ!うん!」


 春樹のところに駆け寄る。


「どうしたの?」

「今日は練習なしってさ」

「ホントにっ?!」


 やった!久しぶりの休みだぁ♪

 でも…光が、あの光が休みにするかぁ?


「めずらしい…」

「最近ずっと根詰めてたからなぁ〜」

「そっか…」


 光にも、ちょっとは良いとこあったんだね♪

 ほんのちょびーっと見直した☆