ガラガラ―― 「先生すみません」 「あら、その怪我!どうしたの!?」 「階段から落ちて」 「正確には落ちたんじゃなくて“落とされ――痛ぇ!」 余計なことを言おうとした男の子の足を思いっきり踏んだ 男の子は恨めしそうにこっちを睨んでるけどわたしはシカト 自分が変なこと言おうとしたからでしょ 心の中で男の子に向かって思いっきりあっかんべーをする 「ちょっとこっちに来て。診てみるから」 「はい」 わたしはまだ睨みつけてる男の子の背中を押して椅子に座らせた