「大丈夫です。ちょうどお仕事終わって帰るとこだったんです。あっ、泉さん、この間はありがとうございました。収録、とても楽しかったです。是非、また呼んで下さいね。今度はもっと上手に喋りますから」
必ず最後はにっこり微笑む。
クセなのか計算なのか。
「あ、いや、こちらこそ、さとみちゃんに来てもらって楽しかったです。お願い出来るならすぐにでも来て欲しいですよ。また、是非」
泉も笑って返したが、営業スマイルの域は出ていなかった。
「あっ、そうだ。私、いちご狩りに行って来たんです。雑誌の取材で。あの、良かったらどうぞ。たくさんありますから。皆さんで」
微笑みながら手に持っていた紙袋からいちごのパックを取り出す。
一瞬、さとみの目がキョロキョロした。
「あのぉ、奈桜さんは?」
必ず最後はにっこり微笑む。
クセなのか計算なのか。
「あ、いや、こちらこそ、さとみちゃんに来てもらって楽しかったです。お願い出来るならすぐにでも来て欲しいですよ。また、是非」
泉も笑って返したが、営業スマイルの域は出ていなかった。
「あっ、そうだ。私、いちご狩りに行って来たんです。雑誌の取材で。あの、良かったらどうぞ。たくさんありますから。皆さんで」
微笑みながら手に持っていた紙袋からいちごのパックを取り出す。
一瞬、さとみの目がキョロキョロした。
「あのぉ、奈桜さんは?」