「うん。ありがとう。やっぱり納得するまで頑張る。簡単に諦められる気持ちじゃないし。いつか……絶対、奈桜さんに振り向いてもらう」
「不可能な事なんてないからね。真剣な想いは通じるって。雨宮奈桜の気持ちが動けば、それはもう悪い事じゃないから。想い合う二人が正解になるから」
茜は言いながら驚いた。
自分がこんなに不倫を正当化するなんて。
これはさとみ限定の話だと自分に必死で言い聞かせる。
不倫なんて良くない。
人の家庭を壊すなんて言語道断。
自分には絶対出来ないし、有り得ない話だ。
これは特殊な、芸能界という選ばれし者の集まりの中で発生した話。
さとみがOLで相手が上司なら反対した。
ん?
違う。そうじゃない。
どっちにしろ良くないに決まってる。
さとみだから。
さとみだから応援してるんだ。
大好きな親友だから。
願いが叶って幸せになって欲しい。
そこまで好きなら、その人と結ばれて欲しい。
ただ、それだけ。
良いとか悪いとか、そんな感情じゃない。
「不可能な事なんてないからね。真剣な想いは通じるって。雨宮奈桜の気持ちが動けば、それはもう悪い事じゃないから。想い合う二人が正解になるから」
茜は言いながら驚いた。
自分がこんなに不倫を正当化するなんて。
これはさとみ限定の話だと自分に必死で言い聞かせる。
不倫なんて良くない。
人の家庭を壊すなんて言語道断。
自分には絶対出来ないし、有り得ない話だ。
これは特殊な、芸能界という選ばれし者の集まりの中で発生した話。
さとみがOLで相手が上司なら反対した。
ん?
違う。そうじゃない。
どっちにしろ良くないに決まってる。
さとみだから。
さとみだから応援してるんだ。
大好きな親友だから。
願いが叶って幸せになって欲しい。
そこまで好きなら、その人と結ばれて欲しい。
ただ、それだけ。
良いとか悪いとか、そんな感情じゃない。

