「よっ。おはよ」


「おはよ。優月」


「おはよ…。ビックリした。瀬名君がいるから」


そう言うと、瀬名君がにっこり笑った。


「優月だけが誘われたんじゃないんだよー。俺も蒼甫に誘われたんだ」


「ごめんなー。二人きりじゃなくて」


蒼甫君も目を細めて笑う。


「ううん。嬉しい」


だって…。


久しぶりに三人で過ごせるんだもの。


「じゃ、バスに乗って行こうか」


私達はバス停へと向かった。