「だったら、本気で支えろよ。

 お前、二股してんだろ」

すると、少し怯えた顔をした。

「ばれた」といっているように。

(わかりやすいんだよ、ばーか)

「名前は?俺はそいつに言う。」

「やめろ!!俺から言うから」

肩をつかまれ揺らされた。

「浮気相手、悲しむだろうな。

 こんな最低男だって…思わないだろうな」

少し美麗を奪いたい気持ちもあった。

だからか、挑発的な言い方になった。

「あ、そうだ。お前が守ってくれ。」

意外…というかあきれた。

すると、優介はぽつりといった。

「有川学園一年…目が綺麗で吸い込まれ

 そうな…小さなやつ。」

(そんなのわかるわけねぇだろ…)

すると、優介は泣いた。

「は?どうしたんだよ」

「わりぃ…コンタクトはずれた。

 お前、もう帰っていいよ」

そういうと優介はいなくなった。

(そっち、教室の方じゃねぇだろ…)

と不思議に思いながらとぼとぼ歩いた。