そのすぐあと、優介と美麗は付き合った。

美麗は俺の前に現れなくなった。

中学を卒業し高校へ。

おなじ高校だった。

(最悪…)

気まずい…というかめんどくさかった。

でも、クラス数が多いため、関わることは

まったくなくなってしまった。

高1で俺と優介は同じクラスになった。

美麗は会いに来なかった。

理由を知ったのは高校二年のとき。

「美麗が病気になった。死ぬことは、

 多分ない…けど。でも、吐血とか…

 いきなり倒れたり…」

「お前は支えていけんのかよ」

俺は意外と冷静だった。

すると、優介は横に首をふった。

「支えれないなら…美麗に会うな!!」

どんどん冷静さがなくなる。

すると、優介が口をひらいた。

「はっきり言うと…お前邪魔だ。

 美麗が後悔したり…」