一瞬のコトだった。

何が何だか理解ができなかった。

「お前!美麗を守るっていっといて…

 ふざけんな!!」

いつも冷静な竜太先輩が…キレた。

ビックリして口がしまらなかった。

「…俺は本当は…」

「てめぇ…、俺の気持ちになってみろ!

 そんな生ぬるい気持ちなら一生、

 美麗に会うな!!…俺の諦め、

 無駄にするんじゃねぇ!!」

すると、優介は部屋から出て行った。

(あぁ…そうゆうことか。)

横田先輩は溜息をついて座った。

「わりぃ…勝手にキレて」

横田先輩は謝って来た。

「だ、大丈夫ですよ!でも…

 なんで、教えてくれないんですか?」

無言で部屋をでていった。

あたしもついていき、優介の家を出た。

「話、長くなるぞ?」

すると、横田先輩はゆっくり

歩きながら話し始めた。