side智也


「本当にあの子は...何者なんだ...。」



春真さんが零すように言った。




それから僕達は一旦帰ることになった。




父さんと母さんに姉ちゃんのことを話すと、泣いていた。



姉ちゃんが自分達を嫌っていなかったと知ると、泣いて喜び。

姉ちゃんの過去を知ると、父さん達は泣いて悲しんだ。





そして、姉ちゃんが組やお金持ちの家に行くと聞くと、行かせたくないと言っていた。



それから時間は経ち、東のお兄さんのパーティの日となった。

母さん達は、姉ちゃんに会えるならと来ることになった。