リビングに沈黙が続く。 私はなんだか居づらくて『部屋…いるね。』と行って、そこから逃げ出してしまった。 はぁ…とため息を吐いてベッドに座る。 ゼリーを開けるとふわりと、ぶどうの甘い香りがした。 私は…安達君がよく分からない。 離れていったかと思えば期待させるような事をするし…。 安達君は何を考えてるの?? どうして私を看病してくれるの? どうして…私を守るの? 私はゼリーを食べながらそのことをずっと考えていた。