Colors of Heart ~7色のハート~



聴きたいことが山ほどあったはずなのに、花の声を聞いたら、どうでもよくなった。


「体調はもういいのか?」


「……うん、もう大丈夫。あの、ごめんなさい。ロミさんの結婚式、本当にすごく行きたくて……でも、ドタキャンしちゃって、紅虎すごく怒ってたって金次くんが言ってて……紅虎に電話するのがちょっと怖くて……今頃に……」


「Just forget it.」


Because, I could hear your voice after a long time.


「何て言ったの?」


「金次のアホって言った。まぁ、気にするなよ。葵から聞いてるかもしんねぇけど、式は大成功だったから」


良かったとホッとしたような声が電話越しに聞こえ、思わず笑ってしまった。


あいつの笑顔がすぐ思い浮かんだからだ。


「……紅虎?どうしたの?」


「___いや、俺、今、決めたよ____」


「決めた?」


え?えっ?何?と不思議そうに問いかける。


「I'm coming to see you soon.」