「いつもみたいに、So what?(だから何?)って返されるかと思ったよ。そこは肯定なんだね」
「いつもって、俺、そんなにSo what?ばっか言ってねぇし」
「口癖ってなかなか自分で気付かないものだよ。虎くんだけじゃなくて、Romiの場合もね」
アハハと体を捻って笑う白鷹にムッとするものの、一呼吸置いて、今度は俺が白鷹に言う番だ。
「兄貴が幸せそうで、本当に俺もHappyな気分になれたよ。俺も意地張ってないで、たまにはこっちに帰って来るからさ。また3人で旅行に行こう」
「3人と言わず、今回来れなかった虎くんの彼女も一緒に、今度は4人で行こうよ」
そうさらりと返した白鷹に「Huh?カノジョなんていねぇし」と思わず、声を荒げて立ち上がった。
「Romiから何か吹き込まれたな?」
「Nothing.」
睨みを利かせると、まずいっと慌てた表情を見せた白鷹が急に惚けだした。
「さぁって、僕はひと泳ぎするとしますか」
急に立ち上がり、準備体操を始めて、ドボンとプールに飛び込んだ。
葵といい、白鷹といい、俺の周りにはオセッカイな奴が多すぎる。
セイウチみたいに水面に漂う白鷹を見て、頭を掻きむしった。

