Colors of Heart ~7色のハート~



「ありがとう」


白鷹は俺の手をがっちりと握ってそう告げた。


「やめろよ、キモイな……」


慌てて振りほどいたものの、「照れ屋さんだな、虎くんはー」と声を上げて笑っていた。


「日本に行って、ステキな人たちに巡り合えたんだね。虎くんの周りにはそういう人が集まってるんだね」


「……まぁな」


そういえば、白鷹ときちんと話すきっかけをくれたのは、あいつだったな。


ちっちゃくて、生意気で、嬉しかったり悲しかったり、怒ったり笑ったり、ボロボロ泣いて、感情がコロコロ変わる忙しい奴。


他人のごたごたに首ツッコんで、一緒に悩んで、いつの間にか励まされてて、気付いたら、悩んでた事なんて忘れてたんだ。


What are you doing now?


……I miss you.


「虎くん」


名前を呼ばれて我に返った。