Colors of Heart ~7色のハート~



「虎くんは、僕と比べるとスリムだし、身長も高いし、男前だし、肌も焼けて小麦色だし、性格も気性が激しくて、子供っぽくて……本当に僕たちって血の繋がった兄弟なのに、何もかも正反対だよね」


フフと穏やかに笑いながら、白鷹は話を続ける。


「実は招待状を送ったものの、虎くんがシドニーに帰って来るのってもうないのかな?って、ちょっと思ってたんだ。ほら、僕が半年前、虎くんが今まで僕に対する不満とか、Romiに対する気持ちとかぶちまけてくれたことあったよね?」


そんな事もあった。


今、思い出すと恥ずかしいけれど、父親の会社を継ぎ、バリバリと働く白鷹への劣等感とか、ずっと幼馴染みのRomiが好きだったとか、俺の中に留めてた気持ちを洗いざらい白鷹に話した。


自分の中で押さえつけておかないといけないとずっと思っていた気持ちだったのに、白鷹に話したら逆にスッキリして、変な気分になったのを覚えている。


「僕にとって虎くんは、いつまで経っても幼い虎くんのままで、歳が離れてるせいもあるけれど、虎くんも虎くんなりに色々考えてて、親元を離れて、日本で頑張ってる姿を見て、立派になったなぁって関心したよ」


「嬉しかった」と白鷹は笑顔を向けた。


「僕たちのためにシェアハウスで手作り結婚式を挙げてくれたのも、シドニーに帰って来てくれたのも、式に参加してくれたのも、親族みんなで集まるのも、口下手でシャイな虎くんには苦痛だったかもしれないけど、参加してくれて嬉しかった。今までの分も合わせて、こうやって面と向かってきちんとお礼が言いたかったんだ」