ジリジリと焼け付くような太陽の日差しを、肌に感じる。デッキチェアに寝そべっていた俺は、起き上り、手元のミネラルウォーターに手を伸ばした。
ホテル内の屋上プールは、年末カウントダウンをこの場所で過ごすであろう人たちで賑わっていた。
家族連れや外国人旅行客、老夫婦etc……子供たちのはしゃぐ声と水しぶきがたまに足元まで飛んで来る。
立ち上がって見渡せば、目下にシドニーハーバーが広がっている。左側にはハーバー・ブリッチ、右側にはシドニーのシンボル的建造物であるオペラハウスが見える。
毎年、シドニーハーバーでは、New Yearの午前0時に花火が打ち上がる。
今年は記念にと、シドニーハーバーが一望できるホテルを予約して、ホームパーティーを楽しみながら、絶景スポットであるバルコニーから花火を観ようと白鷹が企画したのだ。
仕事にプライベートに充実している男は財布の紐も緩い。
観光地で賑わうシドニーハーバー付近は、カウントダウンに向けて、人が集まり始めていた。
仮設トイレがいくつも設置され、食べ物を売る出店に人が群がっている。
午後の早い時間でも、こんなに人がいるのだ。
きっと、夜にはもっと人でごった返すだろう。
Cityには、馬に乗ったポリスなんかも派遣されるし、新年1発目の大イベントをシドニーに住む人たちは楽しみにしているのだ。
今年はタカミの見物だな。
ホテルの最上階にあるプールの手すりに寄り掛かり、久しぶりに帰ったシドニーの風景を眺めていると、

