「さっき、誰かがHanaって呼んでたの、思い切り反応してただろ?」
____見られてたのか?よりによって一番見られたくない奴に!
「別に、そんなんじゃ___」と言いかけた所で、フッと葵が笑みを零した。
「素直じゃないんだから、虎は」
何もかもお見通しですと言わんばかりの表情の葵に、少し腹が立つ。
「花の兄として言わせてもらえば、そうだな、妹を泣かせる奴は、例え親友であっても許さない___かな?頼りなくて、感受性の強い可愛い妹だから、ついつい面倒を見たくなっちゃうんだよ」
「シスコンがっ!」
ケッと、腕を組みながら悪態を吐いた。葵はそんなことはお構いなしに、コホンと1つ咳をして、顔を近づけた。
「男友達として言わせてもらえば……Romiさんのことはいい加減、吹っ切れたんだよね?」
「あぁ、まぁな。正直、パーティーのRomiは今までで、一番キレイだった。兄貴もずっと笑ってたし、俺も2人が楽しそうで良かったなって思った」
「Really?」
「Absolutly!」思わず、意気込んで答えてしまった。
「だったら____」
葵はトンッと人差し指で、俺の胸の辺りを軽く突いた。

