「ひ…なた…」
「ん?」
「その、私の名前…」
「ごめん、あまりにもあの2人に呆気にとられてて、
俺の存在を忘れてたんじゃないかなってさ」
そう悪戯した子供が笑うみたいに笑った。
…可愛い。
改めて水着姿の日向を見る。
ガッチリしてるわけじゃないけど、
意外にも程よく筋肉が付いている。
普段ならあまり目も行かないほっそりした指に
思わず目を奪われた。
水着姿と言えど、黒ぶち眼鏡はお決まりのようだ。
「俺の身体に何かついてる?」
日向に言われて、初めて自分が日向に見惚れていたことに気がついた。
つい恥ずかしくなって目を反らす。

