With a smile

「マッキー、いつまでそこにいるんだ?」

まだ動けずにいた私に向けられた声は、さっきとは別人のいつものカイさんだった。

いつから知ってたんだろう。

だけどここにいるのがバレていた事なんかよりも、今私はどんな顔をしてる?

泣きそうな顔、こんな顔合わせられないよ。

それでもいつまでもここにいるわけにはいかず、静かに深呼吸してからゆっくりとデスクへと向かった。