――――― ッチ。 どこからともなく聞こえた舌打ち。 「さっさと教室にいくぞ」 その数秒後に、赤髪は一人先に歩いて行った。 「ありゃ……不機嫌になっちゃった」 若干、苦笑い気味に将生さんが呟いた。 「どうして?」 「ん?…ん~、強いて言えば男の事情?」 「……?」 将生さんが説明してくれたけど、 なんだかよく分からなかった。 しまいには、 「優依ちゃんは、分からなくていいんだよ」 ……なんて、はぐらかされた。