怖すぎるよっ………………………


止めたくても、止まらない手の震え。


「怖がりだな?」


暗くて、顔ははっきり見えないけれど、


会長はクスッと笑った。


「………………………っ。」


図星な私は、何も返せない。


怖くて、言葉も出なくなってきた…………………。


「わぁっ!」


その瞬間、私の身体が宙に浮かんだ。


「かっ、かいちょっ。」


正体は、会長。


私を軽々しく持ち上げて、お姫様だっこをされていた。