「あ、結愛。生徒会室行くか?」


「えっ?」


突然の俺の提案に驚く結愛。


お祭りに来てんのに、学校行くっつってるんだからな。


無理もない。


「見せたいもんあんだよ。」


きっと、結愛が喜ぶもの。


「良いですよ?」


「じゃあ、行くか。」


俺は、りんごあめを食べる結愛を連れて、


誰もいない、生徒会室へと足を進めた。