「いえいえ、あの書類をひとりで片付けていたなんて………………すごすぎすよ。」
そうなのか?
生徒会長だから、普通だと思ってたんだけどな。
「本当、会長。もっと私たちを頼って?私たちだって生徒会役員なんだから。」
「楓?そうだな。もう少し頼ることにするよ。」
本当に、俺は良い仲間を持ったと思う。
こんなに俺を思って支えてくれる仲間に。
いつの間にか全員が起きていた。
ただ、1人を除いて。
「結愛は爆睡だな。」
びくともせずに眠っている。
「一番熱心にやってたからな……………。仕事の速さは璃斗並だよ。」
蓮が結愛を見て言った。



