「おーい、開けるぞ?」


考え事をしながら行くと、生徒会室までの道のりはあっという間だった。


「え、みんな、大丈夫か?」


生徒会室のドアを開けて中に入ってみると、これはひどい。


「何だよ、この散らかりようは…………………。」


俺が1人でやってもここまではなんねーぞ?


蓮も楓も、雅人も茜も。


愁も。
杏奈は居ないみたいだけど。


みんな、自分の机の上でぐったりとしながら寝ている。


「ごめんな、みんな。」


俺は、真っ先に自分の、生徒会長の机に向かう。