「まじかよ……………………」


璃斗はやっとれ冷静さを取り戻した。


「だから、お前が結愛ちゃんを幸せにしてやれ。逃げんなよ?」


じっと璃斗の目を見つめる。


これは最後の忠告。


そして、もう二度と同じことを繰り返さないようにという俺の願い。


絶対、俺の代わりに。


「次、結愛ちゃんを傷つけたら、今度こそ俺が貰うからな。」


結愛ちゃんを幸せしてくれ。


璃斗、お前の力で。


俺はそのまま、璃斗を残して保健室を出た。