保健室へ向かう途中。 放課後だから、あまり人がいなくて、音が響く。 すぐ近くから、すすり泣く声がした。 「結愛ちゃん………………?」 この声は、結愛ちゃん…………だよね? 俺は駆け足で、その声の方へ向かった。 やっぱり……………………… 結愛ちゃんが階段の端に座って泣いていた。 まさか、アイツ…………………… 結愛ちゃんになんかやったのか?