「森川さんは、会長のことが好きなんですよ。実は2人は両想いなんです。」


キラッとメガネを輝かせてから仕事戻る雅人。


「嘘だろ、結愛ちゃん…………………」


狙ってたのにな、結愛ちゃんのこと。


なんとなく気がついてはいたけどさ。


明らかに璃斗の隣にいる結愛ちゃんは楽しそうだったからな。


それよりも………………


俺の隣にいるこいつ、


愁。


口を大きく開けて、フリーズしている。


愁も結愛ちゃんが好きだったのか……………………


残念だな。


「はいはい、2人とも!気を取り戻して仕事、仕事!」


いっぱいたまってるんだから。
と白石が俺と愁の肩を叩いて言った。