「あっ、先輩!杏奈っ!」


しばらく行くと、駅が見えてきた。


もう、3人は来ていたみたいで、楽しそうに話している。


「ちょ、結愛!?」


「ん?何?」


見ると、先輩も杏奈も目を点にして私を見ていた。


「え、先輩まで…………どうしたんですか?」


「結愛ちゃん……………似合ってるんだけど…………。」


楓先輩が言う。


「もったいないよ、結愛ちゃん。」


茜先輩が付け足すように言った。