会長は椅子をクルッと回して、窓の方を向いた。 「本当だ……………。」 気がつけばもう夜。 早く帰らなきゃなぁ。 「俺が家まで送ってやるよ。」 えっ? か、会長が送ってくれるのっ!? これは夢? ううん、絶対夢! そう思ってほっぺたをつねってみる。