【題目】「おいてけ堀」
【類型】漁労禁忌譚。
【荒筋】夕刻になると魚が釣れる堀、しかし魚をおいていくように堀から声が。
【解題】例えばボウフラの発声をおさえるために魚を放流する事をおこなえば共同体の法令として漁労が禁忌されることがあり、ひな形的話形。原始法令。
120729再話。禁忌に対する未言語な部分と明文化される虚構。享受者が子供など理屈より神話を受け入れやすいという存在とも見れるが、コミュニティーとしての神話の生産と享受も指摘できるのでは? 共同幻想的虚構。
【実況】
2012年07月29日(日)
2013年07月28日(日)
再話だね。 posted at 09:10:23
ボウフラの発生とかを防ぐ目的もあって、漁業を禁忌する必要のある場所がある。 posted at 09:11:49
禁忌の理由を未言語にしてしまって、「恐い思いをした人がいる」という神話で禁忌という倫理律を求めるコミュニティー。 posted at 09:14:01



【題目】「大江山の鬼退治」
【類型】勧善懲悪譚、社寺霊験譚、ヒールヒーロー譚。
【荒筋】都で悪の限りをつくす酒呑童子という鬼、帝は源頼光に退治を命じる。
【解題】いわば、だまし討ちで悪役を退治し、その背徳を悪役が恨むという〈構造〉は現代でも斬新。決まってる結末。
【実況】
2012年12月02日(日)
酒呑童子ってネーミングが興味深いんだよね。酒飲みで子供。童子は受戒していない寺院の男の意味? posted at 09:12:31
名を名乗らないと他人を切れないのは日本的だよね。 posted at 09:16:49
ヒールなヒーロー。 posted at 09:17:17