そんな秀吉キャプテンに、ピュアボーイ行雲先輩はもう、真っ赤っか。



泰ちゃんはその素晴らしく透き通った瞳で秀吉キャプテンを見た。



「キャプテン…やっぱり大人や」



「いや、泰ちゃん、ここはドン引いていいからね。この人の対処間違ってるからね。普通断るからね」



バスケ部って天然ばっかなの?俺完璧ツッコミ役じゃん。マジ勘弁。



「…とりあえず、うちの行雲先輩とマイブラザーに悪影響なのでお先においとまします」



「ああ、良く分からんが分かった。午後は居眠り等しないように」



「ウィーッス」



もう、秀吉キャプテンが冷徹なのか天然なのかスケコマシなのか、全く分かんないけど、泰ちゃんと行雲先輩を引っ張って俺はその場を離れた。