チュンチュンチュンチュン………。



「んー…って何!?何事!?」



ベッドから起き上がると、パンイチの俺。



右横には俺の履いてなかった青のボクパンを履いた、同じくパンイチの行雲先輩。



そして、狭いシングルベッドの下部で丸まった、行雲先輩とオソロの俺の新品の赤のボクパンを履いた予想通りにパンイチのピカ先輩。



「何が悲しくて男三人で朝チュンン!?いや、何もしてねぇけどっ!」



「……うー、椿、うるさかぁ」



一人でピーピー騒いでた俺に、寝ぼけ眼で返す行雲先輩。



いやぁ寝起きの行雲先輩も可愛いですよ朝勃ちモンですよ、ハイ。



じゃなくて!俺、ホモじゃねーし!ってそうでもなくてさ!



「10時…………土曜日の練習は、8時半からで……今すぐ起きろォォ!!」



昨日裏庭でしこたまバスケして、深夜0時くらいからはなんか知らないけどこの人達と暑いからってパンイチでボーイズトークしてて、いつ寝たっけってか。



練習遅刻ですから!!