【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~




第1クォーター、水高の勢いはそのまま。しかし、横浜工業も高さのあるプレイを生かし、点の取り合い。



水高18-16横浜工業



接戦のまま、第2クォーターへ。



あちらからのスローインスタートで、俺達は変わらずオールコートマンツーマンでのディフェンス。



ボールを握った相手フォワード、足利が動き出す。



その、日本人とは違う長く逞しい腕で左右に行雲先輩揺さぶると、そのままあっという間に抜き、泰ちゃんのところへ。



足利は強気にも、自分より大きな泰ちゃんを気にせず突っ込んだ。



「いちびっとっとか!」



バシっとそれを止めにかかった泰ちゃん。取り返せる、と思い、スクリーンをかけたのだが………。



ガシャアアアン!!



足利はボールを押し込み、派手に倒れる。