【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~

その瞬間、ピカ先輩と秀吉キャプテンが隙を与えないようにしつつ、マッチアップを交代。



188センチ秀吉キャプテンにつかれれば、そんなに身長差も無いから、相手フォワードも上にパスが出せない。



他のメンバーで、相手がパスを貰いやすいスクリーンを取らせないように妨害。



「ピィィィ!バイオレーション!」



24秒を守りきり、再びオフェンスのチャンスは俺達の手元へ。



「よし、もう一本行くぞ!!」



「「「「おおっし!!」」」」



先程の仕返しと言わんばかりに、秀吉キャプテンが俺達に流れを引き戻すよう叫ぶ。



ボールをスローインし、今度は行雲先輩の手元に。



「ドリャアァァ!速攻!!」



可愛い顔のわりに迫力のあるドリブルで、行雲先輩がコートを突き進む。