六人も集まると、アイディアも沢山出てくる。



話し合いは進み、サインも決まったところで解散し、翌日。



俺達は第2試合、11時40分からの時間帯に、コート上にいた。



「これからの試合、今日も含め、お前達はチャレンジャーばい。どんな相手でも格上や。1秒たりとも気を抜くんやなかぞ!」



「「「「「ハイッ!」」」」」



水高の全員、箱田先生の言葉に気を引き締める。



今回のスタメンは



小鳥遊 椿 一年 PG 12番
冷泉 秀吉 三年 SG 4番
御劔 曜 三年 SF 6番
神楽木 行雲 三年 PF 7番
仇野 泰河 一年 C 10番


出し惜しみ無し、ベストメンバーでのスタート。



相手は俺達と同じ、スピードのある速攻を得意とするチーム。



更に、去年ベスト4の、正真正銘、強豪校である。



でも、だからって勝機がない訳じゃない。