【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~




最終、第4クォーター。


水高のメンバーは、一軍で固め



小鳥遊 椿 一年 PG 12番
十六夜 有馬 三年 SG 5番
御劔 曜 三年 SF 6番
冷泉 秀吉 三年 PF 4番
神楽木 行雲 二年 C 7番



この布陣で挑むことに。長身のキャプテン、行雲先輩をディフェンスに置き、残りの俺達で攻撃へ。



「一本!こっからは一本絶対に外さないよ!」



水高スローインで始まったクォーターで、有ちん先輩からパスを受け取り、俺は叫ぶ。



「おい、あの10番お前の親友?」



俺につく相手ガードが、先程の俺の怒りを知ってか、挑発してくる。



「だったらどうなの?」



ビッ!!



しかし、冷静さを取り戻した俺は相手にしない。



チラリとも目の球を動かすことなく、視界の左端に映ったピカ先輩へパス。