【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~

走り込みの後は、とにかく叩き込まれるように、基礎、基礎、基礎。



水高、凌華学院のベストメンバー五人ずつと、その他と二つに分けられた練習メニュー。



隣のコートには凌華学院の監督が着いていて、体力と下半身のバネの増強のプログラム中心に組まれているようだ。



あちらのコートでも有ちん先輩は涼しげに練習しており、凌華学院の部員より、練習に馴染んでる。



「かな人凄いね…走り込んや後なんに、まるっきし堪えてへん」



こちらのコートにいる凌華学院のメンバーも、有ちん先輩の姿に釘付けだ。



「ふぅー…流石、うちのシックスマン」



「十六夜がどれだけ努力を惜しまず練習しているのか、あれを見ると良く分かる。同時に、自分の甘さにも」



ヘアバンドを直しながら秀吉キャプテンが目を細める。



スタミナの足りない俺にとっては、それが更に響いた。



「次は1対1のディフェンス!食事休憩まできばりますえー!」



そんな俺達に声をかける凌華学院主将。



こちらはこちらで、有ちん先輩が喉から手が出るほどに欲しい技術を、磨くしかないってことだ。