【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~

「はーいじゃあドリンク受け取って各自10分クールダウンが済んだらハンドリングドリルからばい!」



由貴先輩と凌華学院の男子マネジがドリンクとタオルを到着した部員に渡しながら叫ぶ。



「あかんわ、反則や。こん疲れん中でかなプロポーション直視どしたら……」



後に続いた班の槐がドリンクを受け取り、一瞬由貴先輩を見てすぐ目を反らす。



いや、分かるよ。疲れるとね、なんかムラムラすんのが男の性ですから。



「いや…お前もやからな槐。何なんその駄々漏れの色気」



「それ言わはったらあんさんもやて、行雲」



頼むから、俺の近くに並ばないで美人二人。今ならホモにもなれるから。



それは俺だけじゃなくて、この空間にいる殆どが思ってることだと思う。



二人を見る男共の目が、爛々としてるよ……。



ホント、早いとこクールダウンしないとヤバイっしょ色々。