【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~

「で、うちのチームは?」



「俺は身長的にも、センターでゴール下を守る。先輩達はフォワード、彼と椿でガード、かな」



つまり、俺は眼鏡先輩のポジションでパスを回すってことか。



「とりあえず、勝てる見込みはなかが、攻撃は試合の流れでやるしかなかし、小鳥遊は初心者だけん、ディフェンスはマンツーマンで行くしかなかやろうな」



おお、ザコタ先輩のくせに、なかなかまともなこと言うじゃん。



でもさ………。



「ただで負けてやんのとか無理。一泡吹かしてやりましょーよ」



俺の言葉に、新入部員君以外、ニヤリ。



やってやろうじゃねーの?