【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~




お袋との再会も済ませ、大部屋に戻り、ご飯まで近くの競技場みたいなとこで走り込んだり、フットワークとステップワークの基礎練をし、夕方。



「はーい、一軍しゅうごーう!」



それぞれ、夕食まで自由に温泉に行ったり旅館の中を徘徊している自由時間、俺はいつもの五人を呼び寄せる。



「椿っ!どしたん?」



浴衣を着て妙に色っぽい行雲先輩が俺にぎゅむ、と抱き着く。



可愛い顔で頬擦りとか止めて、ホント男だけどこの人抱けるマジで!



「神楽木、お前の浴衣は核爆弾並の威力だから、小鳥遊から離れてやれ」



見兼ねた秀吉キャプテンが行雲先輩をひょい、と引き剥がす。



いやー…秀吉キャプテンの浴衣も、違う方面で核爆弾ですって。



こっちは男だけど抱かれてもいいって思ってしまうような色っぽさだわ。