【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~

試合前、簡単な作戦会議が行われることになった。



向こうのメンバーはスタープレイヤーのヘアバンドキャプテン、じゃじゃ馬姫先輩、スタメンの爽やか眼鏡先輩、二、三年のモブ部員。



対する俺チームは、俺、マイブラザー泰ちゃん、ザコタ先輩、新入部員君、モブの二年生部員。



「………どー考えても不利じゃね?使えるの、泰ちゃんだけっぽ」



「どういう意味や!小鳥遊ゴラァ!」



あーもーザコタ先輩ウザっ。唾飛ばさないで汚いから。



「で、泰ちゃん、相手のポジションってどう来るの?」



「キャプテンはシューティングガード、まあ、点取りの要やろうね。有馬先輩…眼鏡の人はポイントガード、司令塔で、女顔の行曇先輩はパワーフォワード、ゴール下からのオフェンスと、ディフェンス専門。大きい方の先輩が俺のポジションのセンターで、小さい方の先輩がスモールフォワード、動き回るポジションってとこたいね」



ほほう、わかりやすい説明ありがとう。