【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~

体育館では、俺以外の連中が既に準備を整えていた。



「あれ、今日は味方っすか?えーっと…ザコタ先輩」



「テメェシバかれたいんか!迫田じゃ、サコダ!」



入学式の日のあの人はホントにバスケ部だったらしく、俺を見るなり、唾を飛ばしてくる。



「ブハハハハ!ザコタげな!今度からそのあだ名にすっか!」



そんな俺達の会話を、豪快に笑っているのは、昨日スーパープレイをしていた中の、綺麗な女顔の人。



「うわあ、可愛いのに口悪っ!」



「お前可愛いやと!ぶん殴る!」



おーおーおー、威勢良いねぇ、じゃじゃ馬姫先輩。