「何どす二人しいやそにゃらせん顔。もしかして、バスケ部なんにまーやプロバス読んであらしまへんね?」
ぽかーんとしている俺と行雲先輩に、槐がそう告げる。
半分くらいしか意味分かんなかったけど、プロバス読んでないのって言ったっぽい。
「行雲先輩、今月号どこで止まってんの?」
「俺の前、ピカ先輩やね」
『月刊プロリーグバスケット』という、日本人のバスケをこよなく愛する人間なら必ず読んでいる雑誌は、水高の場合、一軍で回し読みしている。
秀吉キャプテンが購入し、有ちん先輩、そこからピカ先輩に行って、行雲先輩、泰ちゃんから俺の順番に回してるんだけど。
「ほい、プロバス」
親父はそんな俺達の会話を聞いて笑いながら、今月号を差し出した。
「いっつもピカ先輩で止まるけん、今度からパパに借りるようにするわ」
「俺も」
なんて小さな決意をしながら、パラパラページを捲ると、今月号はインターハイ特集が組まれていた。
そこに大々的に取り上げられてるのは…。
ぽかーんとしている俺と行雲先輩に、槐がそう告げる。
半分くらいしか意味分かんなかったけど、プロバス読んでないのって言ったっぽい。
「行雲先輩、今月号どこで止まってんの?」
「俺の前、ピカ先輩やね」
『月刊プロリーグバスケット』という、日本人のバスケをこよなく愛する人間なら必ず読んでいる雑誌は、水高の場合、一軍で回し読みしている。
秀吉キャプテンが購入し、有ちん先輩、そこからピカ先輩に行って、行雲先輩、泰ちゃんから俺の順番に回してるんだけど。
「ほい、プロバス」
親父はそんな俺達の会話を聞いて笑いながら、今月号を差し出した。
「いっつもピカ先輩で止まるけん、今度からパパに借りるようにするわ」
「俺も」
なんて小さな決意をしながら、パラパラページを捲ると、今月号はインターハイ特集が組まれていた。
そこに大々的に取り上げられてるのは…。



