「オッシャー!」



三人でガツっと肩を組み、喜びディフェンスの体勢へ。



「やっぱり椿ちゃんはホントに凄か。敵になって、そん凄さば実感するばい」



「ホント、由貴はスゲェの拾ってきたってことやね」



そんな俺達を見つめ、ピカ先輩と行雲先輩が少し微笑む。



「だが……俺達を越えさせるのは、まだまだ早い」



秀吉キャプテンの最後の言葉の通り、最終結果は



トリニティ24-28ウロボロス



やはり外からの3ポイントに敵わず、惜しくも負けてしまった。



「チクショー大人げなかねぇ!」



「ぷー!まだ子供やもん!バブバブー!」



そんな幸ちゃんと行雲先輩とのやり取りを見ながら、なんだか妙に穏やかな気持ちになってしまった。